町内の指定文化財

公開日:2021年02月13日

更新日:2021年04月01日

1 国指定史跡『日の出山瓦窯跡』

青空の下、周りを木の柵に囲まれた一帯があり、奥に生えた木々の根本の方から見えている、楕円形に緑が生えた7基の窯跡を斜め横から撮影した写真

 奈良時代前半ごろに国府多賀城の創建瓦を焼いた窯跡で、現在A~Fの6地点で分布が確認されています。そのうち昭和44年に発掘調査が行われたA地点では7基の窯が並んで発見され、その重要性から昭和52年に国の史跡に指定されています。

2 県指定史跡『念南寺古墳群』

掘り起こされて地中から石の建造物が露出している前方後円墳と、見学者が奥に立っている写真

 古墳時代中期に造営されたと考えられる、長さ56メートル、高さ7メートルの前方後円墳です。平成9年に墳頂部の発掘調査が行われ、石棺や埴輪列が発見されています。

3 県指定有形文化財『木造円光大師像』

暗い背景の中、袈裟を着て数珠を持って台座に座っている僧侶の木像彫刻の写真

 町内王城寺地区の永寿山往生寺に安置されている、浄土宗の開祖「法然上人」の彫刻(木像)です。
 鎌倉時代の作とされ、県の有形文化財に指定されています。

4 船形神社『木造十二神将立像』

刀や杖などをそれぞれ持っている十二体の木像彫刻が6体ずつ段の上に並んでいる写真

 平成24年12月3日に指定。小栗山地区の船形神社の社殿に安置されていた「十二神将」の木造です。
 十二神将は、薬師如来およびその信仰者を守護するとされる十二体の武神で、昼夜の十二の時、十二の月、または十二の方角を守るとされ、それぞれに干支が当てはめられています。船形神社の十二神将像の頭部にも、干支を表す獣面や獣体がのこっています。
 この十二神将は、平成25年のご開帳で42年ぶりに姿を見せる船形神社のご神体を護るものなのでしょう。ご開帳の際には、新築された社殿にご神体とともに納められています。

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